改良メダカ

メダカは飼育容器の色で体色が変化します。鑑賞する際は適切な色の容器を選びましょう。
それと日本の観賞魚に共通して言えることですが鑑賞の基本は上見です。改良メダカも横見より上見で鑑賞する方が基本的に見栄えは良いです。
横見で鑑賞する場合は普通体型以外にした方が見栄えも良くなり、ヒレ変化やダルマ体型ならより一層、改良メダカの横見鑑賞を堪能できます。

 

体型は何種類あるの?

改良メダカの体型は大まかに分けて4種類存在します。まず一般的な「普通体型」、これは野生のメダカと同じ体型です。

普通体型 上見

普通体型 横見

次に「ヒカリ体型」という体型があるのですがこれは普通体型の突然変異型(遺伝的要因も含む)となり、尻ビレと背ビレが同じ形で尾ビレがひし形となります。
普通体型と比べるとヒカリ体型の方が背ビレ、尾ビレ共に大きいので見栄えも良くなり、横見で鑑賞しても飽きない体型です。

ヒカリ体型 上見

ヒカリ体型 横見

「ダルマ体型」は脊椎骨が癒合もしくは少ない為にこういった体型になってしまいます。しかし、見た目の可愛らしさ故に昔から人気がある体型です。

ダルマ体型 上見

ダルマ体型 横見

この「ヒカリダルマ体型」はヒカリ体型とダルマ体型の組み合わせとなります。

ヒカリダルマ体型 上見

ヒカリダルマ体型 横見

番外編 新体型
この「新体型」は要するに尾ビレがひし形(ヒカリ体型)なのに対し背ビレがノーマル(普通体型)となります。
それとマイナーな体型ということもあり、市場で見かける機会も殆どありません。

新体型 上見

新体型 横見

 

種親選びのポイントは?

まず、重要な箇所となるのは「背骨」「頭部」「ヒレ」「腹部(胴回り)」「口(顎)」です。それと背骨、頭部、顎の歪みは骨格異常であり、遺伝してしまうのでその様な個体を種親にするには、よほどの理由がない限りオススメしません。
まず背骨ですが頭部から尾びれにかけてまっすぐであることが重要です。上見で見てまっすぐでも横から見たときに背骨が上下に歪んでいる場合もあるので注意してください。
頭部と口(顎)に関しては頭の形が良いこと(凹凸などがない)と顎が歪んでいたりしゃくれていないかなどを見ます。それと口開きも骨格異常なので種親には不向きです。他にも、ヒレは「ヒレ先が切れていないか」「ヒレの付け根に曲がりなどがないか」「ヒレに張りがあるか」などを見ます。