観賞魚の天敵

雑食、魚食性の強い鳥は?

アオサギ(青鷺,蒼鷺,Ardea cinerea)は、鳥綱ペリカン目サギ科アオサギ属に分類される鳥類。
河川や湖沼・湿原・干潟・水田などに生息する。非繁殖期には単独で生活するが、本種のみで数羽が同じねぐらに集まったりコサギなどのねぐらに混ざることもある。翼を下げながら広げた姿勢で、日光浴を行うこともある。魚類、両生類、爬虫類、昆虫などを食べる。鳥類の雛、小型哺乳類を食べることもある。水辺で待ち伏せたり、水辺や浅瀬を徘徊しながら獲物を探す。小型の魚類は嘴で挟んで捕えるが、コイなどの大型の魚類は側面から嘴で突き刺して捕えることもある。獲物を発見すると、素早く頸部を伸ばし捕食する。

「鵜呑みにする」――真意を理解せず、すぐ受け入れるという意味だ。この言葉の由来となったカワウは、なんでも丸のみすることで有名。基本的に鳥には歯がないので、どの鳥もエサは丸のみだが、カワウはレベルが違う。
なんと、背びれに針がある魚や、ほかの鳥が苦戦するようなサイズの魚も一気に呑み込んでしまうのだ。カワウが1日に必要な食糧は500グラム。小さい魚ばかりを食べていては非効率だ。そのため、大きい獲物を狙う必要があるというわけだ。
とはいえ、ときには大きすぎる獲物もいるわけで、特にウナギなんかを狙ってしまうと大変。半分は呑み込めたけど、もう半分は口からにゅるり。加えて、首に巻き付いたり暴れたり…。慌てたカワウは、まさにウナギの名の俗説と同様に「うなんぎ(鵜難儀)」してしまうのだ。

都会でよく目にするハシブトガラス。朝の繁華街のごみ捨て場ではピカイチの遭遇率を誇るが、どんな食生活を送っているのだろう。生ごみだけを食べているわけではないだろうが、ハトのように餌をまいたら食べにくるイメージもない。
ハシブトガラスは、動物の死骸を食べるほど食欲旺盛。いくら都会でも、ときに動物の死骸の一つや二つあってもおかしくないはずなのに、目にする機会がないのはカラスたちが処理しているからだという。これは、同族のカラスが死んでいても同じ。昨日までの仲間も、死んでしまえば食物連鎖の中に組み込まれてしまうのだ…。
これを人間界に置き換えて考えると、なかなかおぞましい話だ。だが、自然界で生き残るためには当然のことなのかもしれない。

親子でほのぼのと行進する姿がニュースになるカルガモ。なんだかのんびりとした生活を送り、草や実だけをのんびり食べていると想像してしまいがちだ。
だが実は、昆虫やカエル、巻貝など何でも食べる雑食。しかも、大きな鮎やブラックバスまで狙うというから驚きだ。特に、鮎は泳ぎがとても速いので捕まえるのは大変だ。しかし、カルガモにはそれを捕食する能力が十分備わっているという。